Bライフ的ライフ
「Bライフ」という言葉というか概念というかライフスタイルがあるようで、BとはベーシックのBらしいですが、B級、ビンボー、も連想してしまいます。
このガンジス川での写真のように、雨風や夏の太陽から身を守る傘があれば、あとは最低限の荷物だけで、暮らしていければ、かなり幸福な気がします。
しかし、お湯がすぐ出て、冷房が使えて、水洗トイレのある環境に暮らしてしまうと、最低限道具物質での生活は、夏の短期間なら楽しくても、特に日本のような気候で、冬の雨の日などは、特に年をとってくるとメンタルがやられそうで続ける自信がありません。
Bライフというのは人間の等身大の生活とも解釈できそうで、元々、人間が野生に近かった頃は等身大の生活しか出来なかったのが、頭の中で膨らんできた概念や理論とかの妄想や煩悩というものを実際に外部に作り出してしまい、政治や科学や宗教が実在するもののように思ってしまい、ついには、地面の上に国境とかを引き、妄想に「なんたら主義」「なんとか理論」とか題名を付けてしまい、そのために争うとか、信じられん事まで始めました。
とはいっても、20世紀後半に生まれてしまったら、野生生活をするのも大変なので、今の環境からなるべくBライフ的な視点でものを見るという中道的な生活をするしか仕方ないなあという感じです。
1円では幸福になれそうもないが、1億円あったところで幸福になれそうもない。というか「幸福」という妄想や煩悩はいったい何なんだ、といったところでしょうか。