006 右足免加6週間
呼吸確保用の気道チューブは手術終了時にすぐ抜かれて、顔に酸素マスクが付けられ、尿を出すための尿道カテーテル(バルーン)=抜けないように膀胱の中で風船のようなものを膨らますらしい)のチューブと何種類かの点滴チューブと胸に脈拍モニターの電線が付けられていました。
「酸素マスク苦しい、ちんぽこ苦しい」と訴えて、それらは、トイレまで自力で移動できることを確認出来た後はずされました。
このへんはかなり自分からアピールしないとチューブを付けたままにされるようです。
ベッドに「右足免荷6週間」というプレートが付けられ、つまり42日間右足に加重を加えてはいけない=床に右足を着いてはいけない、という意味でした。
骨折の状態や手術の方式によってこの6週間というのはもっと短い場合もあるそうです。
手術の跡は長さ10センチくらいあり、テープが貼ってあって薄いガーゼをかぶせてあるだけで、鎮痛薬の点滴で痛みも無く。そのまま歩けそうでしたが。
病院内での移動はすべて車椅子となりました。左足だけで立つのは可能ですが動けません。
気道チューブで喉に傷が出来たようで声がかすれ出し、尿道が広くなったのか頻尿になり、しばらく介護パンツ(パンパース?)のお世話になりました。
松葉杖2本で廊下を歩くのと、足ふみ自転車のようなマシンでの体力維持がリハビリメニューでしたが、20分間のリハビリ以外はベッドに仰向けになっていました。
その事が後のわざわいにつながっていくのでした。
(2022年11月)