入院生活誌
右の腰近くにプレートとボルト5本が入っており、左脇には手術の傷跡があるせいか、右にも左にも寝返りができない。水平に仰向けに寝ると胸が圧迫されるのか咳が出やすいので、病院ではベッドの背を起こして寝ていたが、家では布団なので背中を起こして寝れな…
排出される液体の色が薄くなってきて量が減ってくると、チューブを1本ずつ抜いていき、この時も逆流しないように息を吐きながらタイミングを合わせてチューブを抜いたり、細かい注意点がありました。 チューブが1本ずつ抜けるごとにアンドロイドから人間に…
胸腔鏡手術では脇腹に3か所小さな切れ目を入れ、中央のファイバースコープで見ながら、両側の切れ目から器具を使って、肺の外側の空間にある液体を掻き出すとのことでした。 またもやたくさんの承諾書のたぐいに署名しましたが、たぶん、医療裁判とかを避け…
紹介状とレントゲンデータを提出して呼吸器外科の朝一番の診察を待っていると、診察無しに「入院になりますので上の階に上がってください」と言われ、予測していたので、入院お出かけセットを入れたバックパックを背負って看護師さんについていきました。緊…
いきなり松葉杖で駅を歩いたり電車に乗れるはずも無く、タクシーで自宅まで帰りましたが、松葉杖で階段で4階まで上がり、二か月間無人だった部屋に入るというのは無茶苦茶重労働で、突然の入院だったので冷蔵庫の中身は全滅、ベランダも全滅していました。食…
受け入れ可能なリハビリ病院が見つかり、2週間遅れで転院しました。 どうやって病院間の移動をするのかと思ったら「介護タクシー」というものがあり、車椅子のまま、後ろのドアからロープでスロープを引き上げられて後部の床に固定される、という、特撮の巨…
病院によって入院期間の基準が違うようで、手術入院した病院は原則「治療」まで入院対応で、その後は通院リハビリかリハビリ専門病院への転院するような感じでした。 私の場合は2週間で松葉杖状態で退院するのが標準でしたが、住まいが階段で4階の部屋なので…
食事と車椅子 呼吸確保用の気道チューブは手術終了時にすぐ抜かれて、顔に酸素マスクが付けられ、尿を出すための尿道カテーテル(バルーン)=抜けないように膀胱の中で風船のようなものを膨らますらしい)のチューブと何種類かの点滴チューブと胸に脈拍モニ…
手術の準備に数時間待ち時間がありましたが、心電図測定機器やら、全身麻酔の点滴やらがつながれて、 「1,2,3と3回深く息をしてください」 と言われるままに深呼吸すると、ほぼ瞬間的に意識を失いました。 その後は全く意識も感覚も無いのですが、尿を出すた…
大腿骨頸部骨折 救急車で救急専門の病院に搬入されました。じっとしてると痛みは少ないのですが、持ち上げられてベッドに移される時は激痛が走りました。 ベッドに乗せられて廊下を走っていく時もまだ気楽に、流れていく天井の照明を見ながら (おお、テレビ…
・閉所恐怖症気味なので外出時に電車やバスに乗る時は精神安定剤を飲む習慣があり、その作用には筋肉を緩める効果があるので手足に力が入りにくい。 ・右目が白内障なので、足元の距離感がわかりにくい。 ・以前から夜中に右足がツル事が多く、夏頃に同じよ…
自損事故現場(グーグルマップより) 病気怪我ネタは書かないほうが良い気もしていましたが、今後の高齢化社会では骨折する人も増えそうなので、何かの参考になるかもしれんと思い、覚えているうちに書くことにしました。 アルバイト仕事の打ち合わせの帰り…