河童アオミドロは緑色

河童アオミドロの緑色妄想解脱断捨離中道生活ブログ

008 リハビリ専門病院に転院

受け入れ可能なリハビリ病院が見つかり、2週間遅れで転院しました。

どうやって病院間の移動をするのかと思ったら「介護タクシー」というものがあり、車椅子のまま、後ろのドアからロープでスロープを引き上げられて後部の床に固定される、という、特撮の巨大ロボットとかサンダーバードの操縦席に運ばれるパイロットのような感じでした。料金も普通のタクシーより少し高い程度です。運転手さんは高齢の方でしたが、特に力仕事ではなく普通のタクシーの運転と同じと言ってました。

リハビリ病院の玄関でまた大量の書類に住所と名前を自筆で書き、持ち物を全部出してリストに記入していました。自分で持ち込んだ薬(サプリなども)は一度すべて預けることになります。

リハビリ病院は、急性期(手術直後)・回復期(手術後安定した状態)・維持期(通院リハビリなど)と3部門に分かれており、救急病院は一般に1日1回20分のリハビリなのがリハビリ病院は1日3回合計1時間までリハビリできる点です。

ただし、あくまでも、骨折後のリハビリで入院した場合は、主治医は整形外科の人なので、それ以外の身体の診察はしないという暗黙の規則(習慣)があるようで、私の微熱については「コロナ感染かどうか」という点でだけ診察されPCR検査も何回も受けさせられましたが、コロナ以外の病気かどうかの診察は全く無かったのが謎というか問題点でした。

私自身も微熱が続いても食欲もあり平気でリハビリをしていたので、一見元気な人に見えてしまっていたのかもしれません。ただ一人だけ新人らしい看護師さんがデータを見て呼吸音を聴いて「これ肺炎じゃないですか」と指摘していたのですが、横のベテラン看護師が「この音は服がこすれる音です」と証拠隠滅?をしていたので、うやむやに終わってしまいました。

この頃から、昼から発熱、夜中の本格的な咳が出るようになり、骨折部分と肺のレントゲンを撮りましたが「骨折部分は変化無し、肺については所見無し」という驚くべき当たり障りの無い回答がなされ、後に開業医の人に聞くと「肺炎の画像は医者が見れば痕跡さえもすぐわかる」そうで、リハビリ病院で肺炎患者を出したまずい、という大人の事情を感じました。

半面、リハビリ体制は完璧で、知識豊富なトレーナーさんが交代で担当してくれたので、安心でした。

気づいたのは、リハビリ入院してる患者さんは見た感じ70歳以上の人がほとんどで、その半数は脳梗塞認知症の患者さんらしく、症状が悪化しないように体を動かしている感じで、いわば老人ホームのような感じでした。

最大の問題点はトイレが2か所しか無いという点で、それで、3時間おきにトイレが空いてるチャンスを見つけて行っておく、という変な習慣がついてしまいました。トイレ待ちに車椅子の患者さんが3人も並んでいるのは異常な光景です。

一か月ほど居た印象では、病気の治療は終わったものの、色々な理由ですぐ家には帰れず長期滞在してる高齢患者さんが多い感じで、毎晩「苦しい死ぬー」とか大声で叫んでいる人や24時間強烈な歯ぎしりをしている人が居ましたが、看護師さんは全く気にする様子も無く、要するに高齢者のせん妄とかで「いつものこと」という事で済ませているようでした。

よく言えば他の病院で拒否された患者さんを引き受けているのかも、とも言え、反面、リハビリ以外の病気治療には消極的とも言え「このまま入院してると自分の身体がヤバい」と本能的に感じたのでリハビリ途中で早めに退院を希望しました。

松葉杖1本でなんとか歩ける状態で退院したのですが、ギリギリセーフというか、遅すぎたというか、体はますますヤバい状態になっていたのでした。

(2023年1月)

 

このブログは各社様の広告クリック収益で運営されています。

 

 

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村